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江國 香織「流しの下の骨」

江國さんの小説を初めて読んだのは少〜中の頃で「きらきらひかる」でした。(姉と年が離れているので色んな本をざくざく読んでましたwww)
当時は「わけわかんないww」と思っていたものが年を重ねていく毎に読み返してみると「ああーなるほどー!」と思える一番好きな作家さんです。

余談ですが…テレビ化したのは好きなのですが映画化したやつはちょっと微妙かなーと思いつつみてました。
あ、東京タワー@映画は面白かったです。スイートリトルライズも2010年に映画化ですね。楽しみです。


個人的に読みやすかった本をチョイスしていきます。



「流しの下の骨」
いまはなにもしていず、夜の散歩が習慣の19歳の私こと子、おっとりとして頑固な長姉そよちゃん、妙ちきりんで優しい次姉しま子ちゃん、笑顔が健やかで一 番平らかな‘小さな弟’律の四人姉弟と、詩人で生活に様々なこだわりを持つ母、規律を重んじる家族想いの父、の六人家族。ちょっと変だけれど幸福な宮坂家 の、晩秋から春までの出来事を静かに描いた、不思議で心地よくいとおしい物語。

登 場人物達のイメージがゆるい感じですーっと物語に入ることが出来る。どちらかというと淡々と物語が進むのでさほど刺激的な事はないと思うけど、姉弟それぞ れに物語があり事件があります。その事件すらもゆるい感じで流れていくんですがそよちゃんの物語の「流しの下の骨」「半殺し」というワードには家族とか夫 婦とかの象徴なのかなぁ…と思いました。そよちゃん夫婦とは反対にお父さんとお母さんはしっかり骨組みされている印象を受けます。
またことちゃんと彼氏の深町君も淡々ながらもお付き合いの工程を築き上げている関係はなんだかほっとします。

登場人物達の色がどれも飛び出ていない、誰も同じ色をしているので受ける印象は薄いのかもしれないけど本当にほっこりする物語です。ああ、家族っていいなぁって思える。

初めて江國さんの小説を読まれる人にはこれを勧めています。またはファンタジー系。


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